任意売却しても住宅ローンがなくなるわけじゃない

住宅ローンはどのくらい残るの?

任意売却をしたあと住宅ローンがどのくらい残るのかは、ケースバイケースです。基本的には、「ローン残高ー家の売却価格」が任意売却後に残る借金の金額です。家の売却にかかる諸費用、任意売却専門業者に支払う手数料、引越し代金などについても考慮しましょう。
任意売却では時間の制限があることや、瑕疵担保責任が免責されていることなど、通常の不動産売却に比べると不利なポイントがあります。瑕疵担保責任が免責されていることは売主にとっては有利なポイントですが、買主にとっては不利なので値段を下げないと買い手が見つからない傾向があり、トータルではデメリットとなりやすいです。
任意売却をすると家がほぼ相場通りの値段で売れるという意見もありますが、相場よりはわずか売値が下がってしまう傾向です。まだ住宅ローンを延滞していない状態ならば、通常の不動産売却をするという選択肢も検討してみましょう。

無理のない分割払いにしてもらえる

競売になると家の売却によって得られたお金はいっさい手元に残りません。任意売却ならば、引越し費用などを手元に残せる可能性があります。さらに、家を売却したお金で借金を完済することができなくても、残った借金について無理のない分割払いにしてもらえるように債権者と交渉をしてもらえます。競売になった場合には、残った借金は原則として一括請求されてしまいます。
どのような和解内容になるのかはケースバイケースですが、毎月5千円~1万円程度の無理のない負担になるように交渉が可能です。さらに、将来利息を免除してもらえるケースも多いです。残った借金が300万円ならば、「毎月1万円を5年間支払い、最終月に残りを一括して支払う」というような和解内容にできる可能性があります。